オタの旅々 ~THE JOURNEY OF RICO~

「どこ行くの?...少し遠くまで」。タイトル通り、アニメにインスパイアされただけ。どこかに出掛けた記録を粛々と、たまに偉そうに書きます。脳内で灰の魔女様のように読み上げて頂ければ本望です。

2016年8月15日 福島・阿武隈急行線から仙台空港

この日、私は大宮駅の新幹線ホームに立っていました。

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金沢方面に向かうに当たって、福島と槻木を結ぶ第三セクター阿武隈急行線に乗ってみようと思い立ったのでした。

終着駅になる槻木からは東北本線仙台空港アクセス線を経由し、仙台空港から小松空港へ。そのスジのオタクでなければ無駄しかなさそうな行程です。

ちなみに福島までは新幹線を使わずとも、十分早い時間に到達できるような気もするのですが、ラクをしたかった前日は夏のコミックマーケット3日目でしたので、コミケ終わりの友人を家に泊めていたため、出発時間を遅く設定していたのが理由です。

この頃の阿武隈急行線はちょうど、JR東日本より購入したA417系電車が定期列車から引退した時期で、8月中旬とはいえ平日ということもあって、見かける人の数もまばらでした。

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A417系も十分面白みがあったのですが、この自社車輌である8100系もなかなか見応えがある電車です。片側の扉数は4枚と、一般的な近郊型車輌のように見えますが、ワンマン運転対応のために各車両運転台側の扉を運転台に寄せ、片開き構造としているのが特徴と言うべきでしょうか。

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始発駅の福島を出ると、一時的に東北本線に別れを告げ、比較的平野部な緑の中を突き進んでいきます。福島から北上した場合、車両基地のある梁川あたりまでは割と住宅街の広がる郊外の景色が続くような感じです。

梁川を出、広瀬川(阿武隈川の支流)を渡るうちに一変、車窓の緑は深みを増し、いよいよ阿武隈川に沿った山あいの部分に到達します。

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川沿いに敷設された鉄道路線の場合、経験上だいたいは県境越えの国道とほぼ並行しているのですが、阿武隈急行もやはり国道349号が並行して伸びています。今となってはという言葉があてはまるのですが、国道から追いかける阿武急の電車がどんなものか、一度走ってみたいものです。

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たぶん丸森

そういえばこれが私にとって初めての東北上陸でしたね。東北にはこののち4回ほど訪れますが、何度訪れても遠い場所というか、全く知らない空気感を醸し出してくれるようなワクワク感があります。

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仙台空港のデザインの美しさは感動した覚えがあります。

槻木から電車を乗り継ぎ仙台空港へ。IBEXの小松便を予約しましたが、年単位で久々の航空便利用だったので、搭乗ゲートを通過するまでずっとビクビクしていました。

ちなみにこの日、使用機材到着遅れのため出発も1時間程度遅延。欠航でもなくたかだか1時間程度の遅延ならとも思ったのですが、出発遅延が決まったタイミングや夕方ということを踏まえてか、搭乗時に地上係員から制限区域内での食事代金として一律の補償金が支払われました。

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機材到着遅れの原因?真後ろの席が使用禁止扱い。

IBEXエアラインズは初めて利用しました。機材こそ2-2配列のリージョナルジェットではありますが、窮屈さもなく、ANAグループ本体同様のドリンクサービスもあり、快適でした。

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思えば今回は初めて続きの旅程でしたね。

沈みゆく太陽と、夕日に照らされる雲海を眺めながら、静かに林檎ジュースを口にするのでした。